カテゴリ:売却お役立ちコラム / 更新日付:2025/07/20 20:41 / 投稿日付:2025/07/20 20:41
高齢の親の代わりに手続きをしたい。不動産業者選びから売却完了まで
高齢の親が所有する不動産を売却する際、子どもが手続きを代行するケースが増えています。体力的・判断力的な不安や、複雑な売却手続きの負担を考慮すると、家族が支えることは非常に重要です。
この記事では、親の代わりに不動産売却を進める流れと注意点、不動産業者の選び方から売却完了までの手続きを解説します。札幌市を中心とした不動産売却を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
1. 親の代わりに売却するには「代理人」か「任意後見」が必要
まず前提として、親の代わりに売却手続きを行うには法的な手続きが必要です。
子どもが勝手に不動産を売却することはできません。
■ 委任状による代理
親がまだ判断能力を保っている場合は、「委任状」を用意することで、子どもが代理人として売却手続きを行えます。
公正証書で作成すれば、トラブル防止にもつながります。
■ 任意後見制度の利用
親の判断能力が低下している場合は、任意後見契約を結んでおくと安心です。
これにより、後見人として不動産の売却や資産管理が可能になります。
家庭裁判所の手続きが必要なため、早めの準備が大切です。
2. 信頼できる不動産業者の選び方
不動産売却の成功は、信頼できる不動産業者選びから始まります。
札幌では地域密着型の業者に依頼するのが安心です。
■ 選定のポイント
- 地域に詳しい:札幌市の地価や物件の相場を熟知している
- 売却実績が豊富:高齢者や相続関連の売却事例があるか
- 説明が丁寧で親切:売却プロセスや契約内容をわかりやすく説明してくれる
- 報酬(仲介手数料)が明確:不明瞭な追加費用がないか確認
複数社に査定を依頼し、比較検討するのも有効です。査定価格だけでなく対応の誠実さも重視しましょう。
3. 不動産売却の基本的な流れ
不動産売却の手順はおおよそ以下のような流れになります。
① 物件の調査・査定
不動産業者が現地を訪問し、周辺相場や建物の状態などから査定価格を提示します。
② 媒介契約の締結
正式に売却を依頼するために「専任媒介契約」などを結びます。契約形態によって販売戦略が異なるため、違いを確認しましょう。
③ 販売活動の開始
インターネット広告、チラシ、現地看板などを使い、買主を募ります。札幌市内でのニーズに合ったアプローチが重要です。
④ 購入申込・交渉
買主から申込が入ったら価格や引渡し条件などを交渉します。親の意向を確認しながら進めましょう。
⑤ 売買契約の締結
契約内容を確認後、手付金を受け取り契約を締結。重要事項説明なども行われます。
⑥ 引渡し・決済
司法書士立ち会いのもと、残代金の受領と同時に物件の引渡しを行い、所有権移転登記も完了します。
4. 注意すべき法的・実務的ポイント
■ 親の意思確認
売却の動機や価格について親の意思確認をしっかり行いましょう。後々のトラブル防止につながります。
■ 税金や費用の把握
不動産の売却には、譲渡所得税や仲介手数料、登記費用などがかかります。親の所得や年齢によっては控除が受けられる場合もあるため、税理士に相談すると安心です。
■ 名義や権利関係の確認
名義が本人か、相続登記が未了になっていないか、抵当権などが残っていないかなども重要な確認事項です。
5. 高齢の親と二人三脚で安心売却を
高齢の親の不動産を売却するには、法律面・実務面の配慮が欠かせません。特に札幌市のように相続関連や高齢者所有の物件が多い地域では、丁寧なサポートが信頼を生みます。
地域密着型の不動産会社に相談すれば、親御さんにもわかりやすく安心できる提案が受けられます。
札幌市での不動産売却をお考えなら、まずは無料相談から始めてみましょう。
まとめ
- 親の代わりに売却するには「委任」または「後見制度」の活用が必要
- 信頼できる地元の不動産業者選びが売却成功の鍵
- 査定から契約・引渡しまでの流れを把握し、親の意思を尊重
- 法的手続きや税金などの注意点も事前に確認を
高齢の親に代わっての不動産売却は、家族の思いやりと適切なサポートが不可欠です。スムーズな売却のためにも、専門家に相談しながら進めることをおすすめします。
札幌市で不動産のご相談なら、地域密着の当社へ。
親御さんの物件の無料査定・売却サポートも承っております。





