売却中のトラブル事例とその対処法まとめ
不動産の売却は高額な取引であり、人生の中でも大きなイベントのひとつです。
しかし、実際の現場では「思わぬトラブル」に発展するケースも少なくありません。売主・買主・仲介業者の認識のズレや、契約内容の理解不足、さらには近隣住民との関係など、様々な要因が絡み合います。
本記事では、札幌市での不動産売却経験を踏まえ、よくあるトラブル事例とその対処法をまとめました。
これから売却を検討される方は、ぜひ参考にしてください。
1. 売買契約に関するトラブル
1-1. 契約解除・手付金の没収
もっとも多いトラブルの一つが「契約解除」に関するものです。
特に、買主都合によるキャンセルでは、売主として手付金の扱いに悩む方が多く見られます。
【対処法】
売買契約書には「手付解除」に関する条項が必ず明記されています。
買主の都合による解除であれば、原則として手付金は売主のものになります。
ただし、売主側の都合(別の買主に売りたいなど)での解除は、受け取った手付金の倍返しが原則です。
契約前に「手付解除の期限」と「解除事由」をよく確認しておくことが重要です。
1-2. 契約内容の認識違い
「家具・家電は残す約束だった」「カーポートも含まれていると思っていた」など、引き渡し条件を巡る誤解も多発します。
【対処法】
口約束ではなく、必ず契約書や付帯設備表に明記しておくことが大切です。
特に札幌のような降雪地帯では、除雪機やロードヒーティング設備の引き継ぎ有無がトラブルになりやすい項目です。
2. 価格や査定に関するトラブル
2-1. 査定額と実際の売却額の差
「査定では高かったのに、実際の売却価格は下がった」という不満も多く寄せられます。
これは、相場の変動や交渉過程、販売戦略の違いによるものです。
【対処法】
査定額はあくまで「売れる可能性がある価格の目安」です。
複数の不動産会社から査定を取り、札幌市内のエリア相場(例:中央区・豊平区・西区など)と照らし合わせて判断しましょう。
また、季節によって需要が変動する点にも注意が必要です。冬季は積雪の影響で内覧数が減る傾向があります。
2-2. 値引き交渉のストレス
買主から「もっと安くしてほしい」といった交渉を受けるケースは日常的にあります。
これを想定せずに販売価格を決めてしまうと、心理的な負担が大きくなります。
【対処法】
事前に「下限価格(ここまでなら応じられる)」を仲介会社と共有しておきましょう。
価格交渉の際は、売主自身が直接対応せず、仲介業者を介して冷静に進めることがポイントです。
3. 引き渡し時のトラブル
3-1. 設備の故障・不具合
引き渡し後に「給湯器が壊れていた」「水漏れがあった」とクレームが入るケースがあります。
特に札幌では、寒冷地特有の「凍結トラブル」や「ボイラーの不調」が冬期に多く発生します。
【対処法】
売却前に点検を行い、不具合がある場合は「現状有姿渡し」として明記します。
また、売主が気づいていない不具合についても、事前にホームインスペクション(建物診断)を実施しておくと安心です。
3-2. 引き渡し後の残置物
「売主が残していった家具やゴミを片付ける羽目になった」と買主から苦情が来ることも。
【対処法】
契約前に「残置物はすべて撤去して引き渡す」ことを明記しましょう。
また、残したいもの(カーテン・エアコンなど)がある場合は、書面で買主の承諾を取ることが重要です。
4. 近隣・管理に関するトラブル
4-1. 近隣住民とのトラブル
「隣人が内覧者に嫌味を言う」「除雪スペースを巡って揉めた」など、売却活動中に近隣との関係が悪化するケースもあります。
【対処法】
売却活動を始める前に、挨拶や説明を行うことでトラブルを予防できます。
特に札幌では、冬季に除雪車の出入りや融雪排水を巡るトラブルが発生しやすいため、事前共有が大切です。
4-2. マンション管理組合との認識ズレ
マンションの場合、管理規約によりペット飼育やリフォーム制限などが設けられています。
売却後に「こんな制限があるとは聞いていない」と買主が不満を抱くことも。
【対処法】
管理規約・使用細則を事前に確認し、重要事項説明書に反映させます。
仲介担当者に正確な情報を伝えることが、トラブル回避につながります。
5. 仲介会社とのトラブル
5-1. 連絡が遅い・報告がない
「進捗がわからない」「広告掲載を勝手に止められた」など、仲介会社との意思疎通不足もよくある問題です。
【対処法】
媒介契約を締結する際に、報告頻度や連絡方法を取り決めておきましょう。
信頼できる担当者を選ぶことが、円滑な売却の第一歩です。
5-2. 囲い込み(他社からの問い合わせを遮断)
一部の業者では、自社の利益を優先するため他社からの問い合わせを止めてしまう「囲い込み」行為が問題視されています。
【対処法】
レインズ(不動産流通標準情報システム)への登録状況を確認し、透明性の高い業者を選ぶことが重要です。
また、契約前に「売却活動の報告方法」や「販売チャネル(ポータルサイト・自社HPなど)」を明確にしておきましょう。
囲い込みい関する詳細説明はコチラをご参照下さい。↓
囲い込み
6. トラブルを未然に防ぐためのポイント
- 契約内容を自分でも理解する(専門用語は担当者に確認)
- 写真・動画で状態を記録(引き渡し前の証拠確保)
- 第三者の専門家を活用(建物診断士・司法書士など)
- 札幌の冬季特有のリスク(凍結・除雪・排水トラブル)を意識する
事前の備えと透明な情報共有が、トラブルを防ぐ最良の手段です。
7. まとめ
不動産売却では、ちょっとした認識のズレが大きなトラブルに発展することがあります。
特に札幌のように気候や地域性が影響するエリアでは、季節要因を踏まえた対応が不可欠です。
安心して売却を進めるためには、信頼できる不動産会社に相談することが最も重要です。
トラストホーム株式会社では、札幌市内で数多くの売却サポートを行い、契約から引き渡しまで丁寧に対応しております。
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