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不動産売却の平均期間|売れるまでどれくらい?
カテゴリ:売却お役立ちコラム  / 更新日付:2026/04/25 00:00  / 投稿日付:2026/04/25 00:00

不動産売却の平均期間|売れるまでどれくらいかかる?

「売りに出してから、だいたいどのくらいで売れるものでしょうか?」——査定のご相談をいただく際、いちばん多い質問のひとつです。「早く現金化したい」「引越しのタイミングに合わせたい」「住み替えの購入資金に充てたい」など、急ぎの理由はさまざまですが、おおよそのスケジュールを頭に入れておくだけで、計画がぐっと立てやすくなります。結論から言うと、仲介売却の場合は査定依頼から引き渡しまでで平均3〜6ヶ月が目安です。ただし物件の種類・価格設定・時期によって大きく変わります。この記事では、期間の内訳・物件種別の違い・長引きやすい原因・短縮のコツ・札幌特有の事情まで、順を追って丁寧に解説します。

不動産売却にかかる期間の全体像

不動産を売却する方法には、大きく分けて「仲介売却」と「直接買取」の2種類があります。それぞれで売却期間はかなり異なります。

仲介売却とは、不動産会社に仲介を依頼して市場で買い主を探す方法です。多くの方が選ぶ一般的なスタイルで、相場に近い価格で売れる可能性がある反面、買い主が見つかるまでに一定の時間が必要です。

一方の直接買取は、不動産会社が物件を直接買い取る方法です。売却価格は仲介より低くなりやすいですが、スピードの面では圧倒的で、早ければ1週間〜1ヶ月程度で現金化できるケースもあります。「とにかく早く売りたい」という方には有力な選択肢です。

本記事では、多くの方が選択する仲介売却を前提に、売却期間の目安を解説していきます。

【売却期間の全体目安】
仲介売却の場合、査定依頼から引き渡し完了まで平均3〜6ヶ月かかるのが一般的です。需要の高い物件・エリアで価格設定が適切であれば1〜2ヶ月で成約するケースもありますが、条件次第では1年以上かかることもあります。
不動産売却の査定から引き渡しまでの流れと期間のイメージ図

▲ 査定依頼から引き渡しまでの流れと、各ステップにかかる期間のイメージ

ステップごとの所要期間の内訳

売却期間は大きく4つのステップに分けられます。それぞれどのくらいかかるのか、順番に見ていきましょう。

① 査定〜媒介契約:1〜2週間

まず、不動産会社に査定を依頼するところからスタートします。机上査定(※)であれば依頼したその日に結果が出ることもありますし、訪問査定(※)でも通常1週間以内には査定額が提示されます。

※ 机上査定(きじょうさてい):物件の所在地・築年数・間取りなどのデータをもとに、現地訪問なしで行う簡易査定のこと。
※ 訪問査定(ほうもんさてい):担当者が実際に現地を訪問し、建物の状態・日当たり・周辺環境などを確認したうえで行う詳細な査定のこと。

査定額に納得したら、不動産会社と「媒介契約(※)」を締結します。この手続き自体は、書類の準備ができていれば比較的すぐに完了します。

※ 媒介契約(ばいかいけいやく):売主が不動産会社に対して売却活動を正式に依頼するための契約のこと。専任媒介・専属専任媒介・一般媒介の3種類がある。

② 売却活動(販売期間):1〜3ヶ月

売却にかかる期間の大半はこの「販売活動期間」です。不動産会社が物件を各種ポータルサイトや自社ネットワークで紹介し、購入希望者を探します。内覧(物件の見学)の対応もこの期間中に行います。

需要の高いエリアで価格設定が適切な物件は、数週間で購入希望者が現れることもあります。一方、条件が合わなければ3ヶ月以上かかることも珍しくありません。この期間が、売却全体のスケジュールを大きく左右します。

③ 売買契約の締結:1〜2週間

購入希望者が現れ、価格や引き渡し時期などの条件交渉がまとまると、売買契約を締結します。契約書の準備や内容確認に少し時間がかかることもありますが、一般的には1〜2週間程度です。

④ 決済・引き渡し:1〜2ヶ月

売買契約の締結後、買い主が住宅ローン(※)を利用する場合は金融機関の本審査を経て、融資が承認されてから決済(代金の支払い)と物件の引き渡しを行います。

※ 住宅ローン審査:買い主が金融機関から融資を受けるための審査のこと。本審査の結果が出るまでに通常1〜3週間程度かかる。

ステップ 内容 目安期間
① 査定・媒介契約 不動産会社への依頼と契約締結 1〜2週間
② 売却活動(販売) 購入希望者の募集・内覧対応 1〜3ヶ月
③ 売買契約 条件交渉・契約書の締結 1〜2週間
④ 決済・引き渡し 住宅ローン審査・代金支払い・物件引き渡し 1〜2ヶ月
合計(目安) 3〜6ヶ月

物件の種類別・売却期間の目安

マンション・一戸建て・土地の売却期間比較イラスト

▲ マンション・一戸建て・土地、物件の種類によって売却期間の目安は変わります

同じ「不動産」でも、マンション・一戸建て・土地では売却にかかる期間に差が出やすいです。それぞれの特性を理解しておくと、スケジュール管理がしやすくなります。

中古マンションの場合:2〜4ヶ月

マンションは、同じ建物内や近隣に類似した物件が多いため、相場が比較的わかりやすく、適切な価格設定ができれば早期に購入希望者が見つかりやすい傾向があります。特に駅近・管理状態の良い物件は需要が高く、1ヶ月前後で成約するケースも見られます。

ただし、築年数が古い物件や管理費・修繕積立金が高い物件、大規模修繕(※)が控えているマンションは、購入を敬遠されることもあります。

※ 大規模修繕(だいきぼしゅうぜん):マンション全体の外壁塗装や屋根・共用設備の修繕を計画的に行うこと。通常12〜15年ごとに実施される。購入後に多額の費用負担が生じる可能性があるとして、売却時にネックになる場合がある。

一戸建ての場合:3〜6ヶ月

一戸建ては、敷地面積・建物の状態・日当たり・車庫の有無・ハザードマップ(※)上の位置など、個別の条件が売却期間に大きく影響します。同じ町内であっても物件によって価値が変わりやすく、適切な価格の見極めが重要です。

また、一戸建てを購入するのはファミリー世帯が中心になることが多く、学区・通勤アクセス・周辺施設といった生活条件を慎重に確認してから決断する方が多いため、内覧から成約まである程度の時間がかかる傾向があります。

※ ハザードマップ:洪水・土砂災害・地震などの自然災害リスクを地図上に示したもの。国土交通省や各自治体が公開しており、不動産売買の重要事項説明でも確認が求められる。

土地の場合:3〜12ヶ月以上

土地は物件の中でも売却期間のばらつきが最も大きいカテゴリです。利便性の高いエリアの整形地であれば早期成約も十分あり得ますが、用途地域(※)の制限・変形した形状・接道状況(※)による建築制限がある場合は、購入できる用途が限られるため買い主探しに時間がかかることがあります。

※ 用途地域(ようとちいき):都市計画法に基づき、土地の使い方(住居系・商業系・工業系など)を定めたエリア区分のこと。建てられる建物の種類や高さに制限がある。
※ 接道状況(せつどうじょうきょう):敷地が道路にどのように面しているかを指す。建築基準法では原則として幅員4m以上の道路に2m以上接していることが建築条件とされており、これを満たさない「再建築不可」物件は売却が難しくなる。

売却期間が長引く主な原因

不動産売却期間が長引く原因を示すイメージ

▲ 売却が長引くケースには、共通したパターンがあります

売り出しから数ヶ月が経過しても、なかなか買い手がつかない——そのようなご相談も少なくありません。売却期間が長くなりやすいケースには、いくつか共通した原因があります。

原因① 価格設定が高すぎる

売却が長引く理由として、これがいちばん多いパターンです。市場相場よりも高い価格で売り出してしまうと、そもそも問い合わせ自体が来なくなります。「最初は高めに設定して、あとで下げればいい」と考える方もいらっしゃいますが、不動産情報はスーモ・ホームズといったポータルサイトで誰でも確認できる時代です。新着として注目される最初の数週間に反響がなければ「売れ残り」の印象がついてしまい、その後に値下げしても問い合わせが伸びにくくなるリスクがあります。

原因② 内覧時の印象が悪い

価格が適切でも、内覧(物件の見学)での印象が悪ければ購入に至らないことがあります。不用品が多く残っていたり、水回りにおいが残っていたり、明らかに修繕が必要な箇所が目立つ状態では、購入検討者が「安心して買えない」と感じてしまいます。売却中は、できる範囲で物件を清潔・すっきりとした状態に保つことが大切です。

原因③ 販売活動の内容が十分でない

不動産会社に任せきりにして、実際にどんな活動をしているか把握できていないケースも見受けられます。掲載写真の質が低かったり、物件の魅力が十分に伝わっていなかったりすると、そもそも興味を持ってもらえません。定期的に担当者と連絡をとり、反響数・内覧数・問い合わせ内容を確認することが重要です。

原因④ 売り出す時期・季節のミスマッチ

不動産市場には需要が高まる時期と落ち着く時期があります。一般的に、春(2〜4月)と秋(9〜10月)は引越し・住み替え需要が高まるシーズンです。一方、夏(7〜8月)や年末年始は動きが鈍くなりやすい。たまたまオフシーズンに売り出してしまうと、それだけで成約までの時間が長くなることがあります。

売却期間を短くするための実践的なポイント

不動産売却期間を短縮するためのポイントのイメージ

▲ 準備と情報収集が、売却期間の短縮に直結します

少しでも早く売却を完了させるために、売主として取り組める具体的なポイントをご紹介します。

ポイント① 複数社に査定を依頼して相場を正確に把握する

売却前に複数の不動産会社へ査定を依頼し、相場感を正確につかんでおくことが出発点です。1社だけの査定では、高すぎる・あるいは低すぎる価格で売り出してしまうリスクがあります。査定そのものは無料で受けられますので、まずはお気軽にご相談ください。

ポイント② 売り出し価格は「市場で売れる価格」を意識する

査定額を参考に、実際に市場で売れる価格帯を意識した設定が重要です。査定額から5〜10%程度上乗せして売り出すことは一般的ですが、乖離が大きくなるほど反響は落ちます。担当者と丁寧に相談しながら、最初の価格設定を慎重に行いましょう。

ポイント③ 売り出し前に物件を整えておく

大がかりなリフォームは必ずしも必要ありませんが、水回りの清掃・不用品の処分・壁や床の軽微な補修など、内覧時に「清潔感がある」と感じてもらえる最低限の準備は効果的です。内覧での第一印象は、購入の意思決定に大きく影響します。

ポイント④ 売り出しのタイミングを意識する

需要が高まる春(2〜4月)に合わせて売り出せるよう、逆算して準備を始めるのが理想的です。年内に査定だけ済ませておけば、年明けから余裕を持って動き出せます。「いつ売り出すか」は、売却期間だけでなく売却価格にも影響します。

ポイント⑤ どうしても急ぐなら「直接買取」も検討する

相続や転勤など、早急な現金化が必要な場合には、不動産会社への「直接買取」という方法もあります。仲介売却より価格は下がりやすいですが、最短数日〜1ヶ月程度での売却完了が見込めます。「時間」と「売却価格」のどちらを優先するかを整理したうえで、担当者に相談してみてください。

札幌で売却する場合に知っておきたい事情

札幌の雪解けと不動産売却シーズンのイメージ

▲ 積雪・雪解けなど、札幌ならではの事情が売却スケジュールに影響することがあります

札幌の不動産売却には、本州の市場とは異なる地域特有の事情があります。スケジュールを立てる際には、以下の点も考慮に入れておくと安心です。

冬季(12〜2月)は内覧が減りやすい

積雪の多い札幌では、12月から2月にかけて内覧の問い合わせが落ち着きやすい傾向があります。雪が積もった状態では外観・庭・駐車スペースの確認がしづらく、購入検討者も動きにくい時期です。また、寒さや路面状況を理由に内覧を後回しにする方も少なくありません。

ただし、冬でも内覧に訪れる方は「本気で買おうとしている方」が多い傾向もあり、一概に悪い時期とは言えません。担当者と相談のうえ、売り出しのタイミングを判断してください。

春(3〜5月)の雪解け後が需要のピーク

3月から5月は、北海道内でも引越しシーズンと重なり、購入を検討する方が増える時期です。進学・転勤・新生活を機に物件を探す方が動き出し、内覧数が増えやすくなります。この時期に合わせて売り出しの準備を整えておくと、短期間での成約を狙いやすくなります。逆算すると、12〜1月のうちに査定・媒介契約まで済ませておくのが理想的なペースです。

積雪・凍結が建物の状態に影響することがある

長年の積雪にさらされた建物は、屋根・外壁・基礎部分などに経年劣化が生じやすい面があります。売り出し前に建物の状態を確認しておくと、内覧時に購入希望者から不安の声が上がりにくくなります。大きな修繕が必要な場合は「現状渡し(※)」での売却も選択肢のひとつです。価格や条件について担当者と十分に相談しておきましょう。

※ 現状渡し(げんじょうわたし):物件を修繕せず、現在の状態のまま買い主に引き渡すこと。売主の費用負担を抑えられる一方、価格交渉が入りやすい側面もある。

エリアによって需要・売れるスピードに差がある

札幌市内でも、中央区・豊平区・白石区などの都心アクセスが良いエリアと、郊外の住宅街では、同条件の物件でも成約までのスピードが変わることがあります。地下鉄沿線の物件は特に需要が安定しており、早期成約が見込みやすい傾向があります。自分の物件がどのような需要ゾーンにあるかを事前に確認しておくと、売却スケジュールの見通しが立てやすくなります。

よくある質問(FAQ)

Q. 売却が決まるまでの平均期間はどのくらいですか?
A. 仲介売却の場合、査定依頼から引き渡しまでの平均は3〜6ヶ月が目安です。物件の種類・立地・価格設定によって前後し、条件が整っていれば1〜2ヶ月で成約するケースもあります。
Q. 売り出してから3ヶ月経っても売れない場合はどうすればいいですか?
A. まず担当者と反響状況(問い合わせ数・内覧数)を確認してみましょう。内覧はあるが成約に至らない場合は価格や条件の見直し、そもそも問い合わせが少ない場合は掲載内容・写真・販売活動の方法を改善することが有効です。3ヶ月を過ぎても手応えがない場合は、一度立ち止まって戦略を見直すタイミングと考えてください。
Q. 急いで売りたい場合はどうすればいいですか?
A. 早期売却を優先するなら、価格をやや市場相場に合わせる(あるいはやや抑える)設定で売り出す方法と、不動産会社による直接買取の2つの選択肢があります。買取であれば最短数日〜1ヶ月程度で現金化できるケースもあります。「時間優先か、価格優先か」を整理したうえでご相談ください。
Q. 札幌では何月ごろに売り出すのがベストですか?
A. 一般的には引越しシーズンに当たる2〜4月を目標に、12〜1月ごろから準備を進めるのが効果的です。ただし物件の状態や市場環境によって最適なタイミングは変わります。まずは査定だけでも先に受けておくと、余裕を持ったスケジュールが立てられます。
Q. 売却中に他の不動産会社に切り替えることはできますか?
A. 媒介契約の種類によります。専任媒介・専属専任媒介の場合、契約期間中(通常3ヶ月)は他社への依頼が制限されます。ただし更新しなければ期間満了後に別の会社と新たに契約できます。現在の契約書の内容を確認し、担当者に相談してみてください。

まずは、今いくらで売れるかを確認しておきましょう

札幌の不動産は、物件の場所や築年数によって手取り額が大きく変わります。

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